【初心者必読、これさえ守れば美味しく飲める】大人の嗜み、美味しいドリップコーヒーの淹れ方
1.目覚めの一杯、あなたは何派?
皆さんは目覚めの一杯に何を飲みますか?
水やお茶などを飲むという方がやはり多いと思うのですが、朝にパンを食べる人だと目覚めの一杯にコーヒーを飲むという方、多いのではないでしょうか?
私もその一人ですが、なかなか朝は忙しくてパパッとインスタントですましがちです(笑)
ですがたまにはほんの少しだけ早起きをしてドリップコーヒーを飲んでみてはいかがでしょうか。
ドリップコーヒーはなんだかめんどくさそうと思われる方もいらっしゃるかと思いますが意外と簡単なので今回はそれをお伝えできたらと考えております。
2. 必要なもの
まず、どんなものが必要なのかを書いていきます
- コーヒーミル(粉状のコーヒーを買うならいりません)
- ドリッパー
- フィルター
- コーヒーポット(ないなら普通のポットでも構いません)
- コーヒー豆!(そりゃそうか)
一つずつ説明していきますね。
コーヒーミルというのは簡単に言えばコーヒー豆を粉状にするためのものです。ですので最初から粉で買う方はとりあえずいりません。ですが、粉は豆より劣化が早く、香りも抜けやすいため、豆の状態のもの買うことを強くお勧めします。
手動、電動どちらでも構いません。個人的には手動の方がロマン的な理由で好きですが、普段から時間がない方やいつかエスプレッソに挑戦しようと考えらえている方(エスプレッソは粉をとても細かくするため手動では少し大変です)は電動の方が早いし楽なのでこちらをお勧めします。
続いてドリッパーです。
ドリッパーというのはこのコーヒーカップのような形のものです。カップやサーバー(画像左の容器)にセットします。ドリッパーは下に穴が開いていてコーヒーが抽出され落ちていきます。メーカーによって穴の数の違いや形状の違いがありますが、やっていることは同じです。
プラスチック製のものや陶器のもの、金属製のものなど色々ありますが、こだわりがある方以外はとりあえず安いプラスチック製で問題ないと思います。
どこのメーカーの物を買うか迷っている方はコーヒー器具メーカーで有名なカリタやハリオのどちらかで選んでおけばまず間違いはないと思います。
フィルターとは、コーヒーのろ過に使うろ紙のようなものです。布の物もありますがまずは一般的な紙の物がいいと思います。注意していただきたいのですが、フィルターはドリッパーに重ねて使います。そのため円錐型のドリッパーには円錐型のフィルターを、台形のドリッパーには台形のフィルターを買うようにしてください。
どちらも100均に行けば売っています。安いものだと紙臭さが気になるという方もいますので、そういった方は少し高めの物を買うと気にならなくなると思います。
コーヒーポットとは口の部分が細長くなっているコーヒー用のポットのことで、口が細いことによって、お湯の歯切れを良くしたりコントロールがしやすくなっています。
とても便利でコーヒーの入り方も変わってくるのでぜひ買っていただきたいのですが、最初からそんな沢山器具をそろえても...という方はとりあえず普通のポットでやっていただいて構いません。
コーヒー豆はまあわかるよ、という方ちょっと待ってください。
実はコーヒー豆はこだわっていただきたいポイントの一つです。
今回は2つのこだわって欲しいポイントを書いておきます。
まずは鮮度、これは本当に大切です。コーヒーの香りは焙煎してから3週間ほどでほぼなくなってしまいます。粉の物はもっと早く一週間もすれば「香りとは??」となりますのですのでスーパーに売っているものよりもコーヒー専門店で豆で買うことをお勧めします。私は生豆の焙煎から自分でおこないますがその経験上一番おいしいのは焙煎から4日後~1週間程度だと思います。コーヒー専門店で買う場合は購入してから1週間程度で飲み切れる量(1日1、2杯飲む方なら100~200g程度)を買うとおいしくコーヒーを楽しめると思います。
もう1つは豆の種類です。一口にコーヒーといっても酸味の強いものから、苦みの強いものまで沢山あります。好みは人によるので色々な種類の物を試して自分の好きな味を探してみてください。最初は店員さんに自分の好きな味やどう飲むのか(アイスで飲みたい、ブラックで飲みたい、ミルクを入れて飲みたいなど)伝えるのも手かもしれません。
コーヒー豆は書き始めると止まらなくなりそうなので後日別で記事を投稿しますね(笑)
3.コーヒーを淹れる流れ
では次にドリップコーヒーを淹れる流れを簡単に説明していきます。
- コーヒー豆をコーヒーミルで中挽きの粉にします。
- ドリッパーにフィルターをセットし、その中にコーヒーの粉を入れます。
- コーヒー豆と同じ量くらいのお湯を豆全体が膨らむように入れていきます。
- 豆を蒸らし、3、4回に分けて少しずつお湯を注ぎます。
- 完成!
よくわかりませんか?
では、一つずつ解説していきます。
1.コーヒー豆をコーヒーミルで中挽きの粉にします。
中挽きはだいたいザラメとグラニュー糖の間くらいの粗さです。
使う豆の量はコーヒーカップに1カップなら15g、2カップなら20g、3カップなら25g程度です。
粗すぎると薄いコーヒーになります。逆に細かすぎると渋みや嫌な苦みが多く抽出されるので注意してください。
豆は粉にした瞬間から劣化のスピードが上がります。粉はまとめて挽いておくなどせず、飲むときに逐一挽いてください。
2.ドリッパーにフィルターをセットし、その中にコーヒーの粉を入れます。
先ほども書きましたが、ドリッパーの形にあったフィルターをセットしてください。
円錐型のフィルターは横の接合部分を、台形型のフィルターは横と下の接合部分を互い違いに折ってからドリッパーにセットしてあげてください。
そこに先ほど挽いたばかりの豆を入れてやり軽く横に振るなどして粉を平らにならしてください。これをすることで均等にお湯を行渡らせることができるため、この工程を忘れずにおこなってください。
3.コーヒー豆と同じ量くらいのお湯を豆全体が膨らむように回し入れます。
いよいよ、お湯を入れる工程です。お湯の温度ですが、熱すぎると雑味が出やすいため、沸騰したら火を止め一息おいてから抽出を始めましょう(蒸らしの適温は95℃程度です)。コーヒーポットをお持ちの方は別のやかんなどでお湯を沸かし、コーヒーポットに入れ替えてあげるとちょうどいい温度になります。
ドリッパーをコーヒーカップやにセットし、コーヒー豆の中心から粉全体に行渡るように円を描き全体に静かにお湯を入れていきます。粉と同量程度のお湯を入れましょう。このときドリッパーからぽたぽたとコーヒーが出てきますが、気にしなくて大丈夫です。
4.豆を蒸らし、3、4回に分けて少しずつお湯を注ぎます。
先ほどの状態で、粉がお湯を吸い膨らむのを待ちます。蒸らす時間は30~40秒ほどです。焙煎から時間がたってしまった豆だと膨らまないことがあります。焙煎したてなら感動するほど膨らむので一度みてみてください。
蒸らしがすんだら3、4回に分けてお湯を注ぎます。このときドリッパーの中心、500円玉くらいの範囲で円を描くようにして静かに注いでください。
コーヒーの粉が膨らんでドーム状になっていると思うのでドームを崩さないよう注意するといいでしょう。
二回目以降のお湯を入れるタイミングはドリッパーの中のお湯がなくなりきる前にお湯をつぎ足すという感じです。
カップに十分にコーヒーが入ったら、ドリッパーの中にお湯が残っていても捨ててください。お茶と違い、コーヒーは最後の一滴が一番渋みや嫌な苦みを含んでいます。
このときやけどに注意してください!
すぐにお湯を捨てたいので、コーヒーはシンクの近くで淹れるといいと思います。
抽出したコーヒーの粉ですが、ドリッパーをゴミ箱の上で逆さにしてフィルターごと捨ててしまえばいいので処理も簡単です。
他にも消臭剤や虫よけにも使えるそうなので取っておいて使うのもいいと思います!
5.完成です!
おいしいコーヒーを飲みながら至福の時間を過ごしてください。
4.さいごに
お湯の温度細かすぎ!と思う方はそこまで気にせず淹れていただいて構いません。あくまで、これくらいの温度ですよというくらいのものと考えてください。時間も10分程度でできるので、たまには少しだけ早起きしてやってみてください。
いかがでしたか?意外と簡単にできることが分かったのではないでしょうか?
こだわればもっと難しくもなりますが今回ははじめてドリップコーヒーに挑戦する方や、何度か作ったことはあるけどいまいち上手くできているのかわからないという方に一番基本的な作り方を紹介させていただきました。もちろん、これが正解というわけでわなく、何度も作っていくうちに豆の粗さや抽出回数やお湯の温度、豆の量なんかも変えて自分だけのレシピみたいなものを見つけていただければいいなと思います!
では、また!